GAGGは近年新しく開発されたシンチレータ結晶です。
シンチレータ結晶の中では最も発光量の高く、ピークは520～540nmです。
物理的に頑丈で、ガンマ線、コンプトン電子検出、ガンマ分光法、医療用イメージングなどとして活躍が期待できます。 減衰時間も比較的短いので、高速検出も可能。
吸湿性がないので、高湿環境下でも用いることができます。
Ceドープに加えてMgも添加可能、残光時間を更に減少させることも可能です。
※個々のご注文において、純度解析は行っておりません。

結晶特性

密度	6.63g/cm³
融点	1850℃
エネルギー分解能(662KeV)	5.1%(5x5x5mm時)
透過波長範囲	475～800nm
ピーク蛍光波長	520～540nm
光出力(Mev)フォトン	50000(中国) 50000(英国)
減衰時間 (Decay time)	150ns(中国) 90ns(英国)
残光時間 (Afterglow)	<0.1%at20ms
吸湿性	無し
屈折率(540nm)	1.9
硬度(モース)	8

• 数値はすべて参考です。保証するものではありません。
• 数値はメーカー及び育成結果次第でも多少異なります。
• 中国製と英国製で数値が異なりますが、品質の優劣とは関係ありません。
• 光出力と減衰時間は標準仕様です。型番によって性能を変えることができます。

仕入先グレード特性表

(中国)

型番	光出力(MeV)フォトン	減衰時間(ns)
GAGG-HL (標準)	54,000	150
GAGG-HT	42,000	90
GAGG-F	30,000	50

• 数値は理論値です。保障するものではありません。
• 標準は無指定時における通常流通品です。

(英国)

型番	光出力(MeV)フォトン	減衰時間(ns)
High Light Yield (光出力型)	60,000	150
Balanced (標準)	50,000	90
Fast Decey (減衰時間型)	40,000	50

• 数値は理論値です。保障するものではありません。
• 標準は無指定時における通常流通品です。