水晶には結晶軸に沿って様々な物理特性や光学特性が変化する性質があります。
弊社では主にATカット,Zカット,Yカット,Xカットも販売しております。
Zカット水晶はTHz測定基板として販売しております。

圧電(piezo)現象

・ピエゾ効果：圧力センサー、ジャイロセンサーなど。
特性上は500℃以下で使用可能。隣接する部品(樹脂など)との熱膨張などの影響を受けるため、大体150°以下で設定されていることが多い。
・逆ピエゾ効果：SAWフィルター、発振器など。
主に常温付近で温度係数がゼロのATカット(35°15')を用います。
切り出し角度方位によって異なる圧電特性が生じるので、周波数や振動モードによってCTやDTカットなど異なる光軸が使用されます。

表面弾性波

SAWデバイス：周波数(SAW)フィルター。

光学現象

複屈折性：波長板や光学フィルター。
主に45°光軸を用います。
1/2波長板,ゼロオーダー波長板などもカスタム品から多数取り扱っております。

提供

用途によって国内外の水晶専門メーカー品をご紹介いたします。
パッケージ化される前の水晶ブランクも取り扱っています。
水晶のサイズや形状、Zカット、Yカットも自由に設定できます。

結晶軸

面方位ミラー指数参考
C面(0001):Zカット
A面(11-20):Yカット
M面(1-100):Xカット
C軸=Zカット

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水晶結晶物理データ

密度	2.648g/cm³
分子量	60.08
融点	1700℃
熱伝導率	1.4W/mK
熱膨張率	5x10⁻⁷
比熱 (25℃)	787J/kgK
dn/dT	-6.5x10⁻⁷K||Y -5.5x10⁻⁷K_|_Y
モース硬度	7
ヤング率	76.5GPa
せん断弾性率	36.4GPa
体積弾性率	98.98GPa
弾性係数	C11=86.75 C12=6.87 C13=11.3
水への溶解度	不溶
へき開	無し
透過範囲	180～3600nm
屈折率	no=1.6775nm,ne=1.6899(185nm) no=1.5709nm,ne=1.5809(325nm) no=1.5482nm,ne=1.5575(508nm) no=1.5201nm,ne=1.5282(2050nm)

• 上記は参考値です。保証値ではありません。

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