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Strontium Lanthanium Aluminate (SrLaAlO4超電導基板) >

ストロンチウム・ランタニウム・アルミネート

SrLaAlO4単結晶ブール

特徴:

SrLaAlO4基板はペロブスカイト系に近い層状構造をもつ結晶の一つで、酸化物薄膜成長用基板として利用されることが多い。
結晶格子整合性が良く、La2CuO4系やBi系銅酸化物やペロブスカイト酸化物薄膜のエピ成長に適している。
薄膜との熱膨張係数近く、成膜後の熱処理でもクラックが入りにくい。
光学的にも可視光から赤外域に透過特性がある。

用途:

・高温超電導薄膜の成長基板(Bi2Sr2CaCu2O8成長)
・強誘電体・圧電体薄膜成長(BaTiO3やSrTiO3のエピ成長研究)
・光学材料(赤外分光・ラマン散乱実験の基板や窓材

酸化物結晶基板の比較

結晶 格子定数(a軸)
(Å)
特徴 用途
    SrLaAlO4
    a=3.756
    c=12.63
    ペロブスカイト類似の層状構造。
    YBCOやLa系銅酸化物と格子整合性がよい。熱膨張もよい。
    高温超伝導薄膜、ペロブスカイト酸化物薄膜
    LaAlO3
    a=0.379
    立方晶に近い擬立方晶。SrTiO3と近い格子定数。常温斜方晶転移あり。
    YBCO薄膜、ペロブスカイト酸化物のエピタキシャル成長
    SrTiO3
    a=0.3905
    ペロブスカイト型の代表的な基板。高い結晶性。
    強誘電体,光学デバイス,2DEG研究(LaAlO3/SrTiO3界面など)
    MgO
    a=0.421
    ナトリウム型構造。熱伝導率が高い。
    格子定数が大きめでマッチングミスに注意
    高温超伝導体薄膜、光学素子
    YSZ
    a=0.514
    蛍石型構造。
    耐熱性・対化学性に優れる。
    高温酸化物薄膜、燃料電池関連研究
  • 数値は理論値です。
  • 各説明に対して裏付け取材などしておりません。各自で裏付けしてください。
  • 弊社は商社です。販売が目的ですので、是非御見積をご依頼ください。

SrLaAlO4御見積仕様

面方位 (001), (100), (110), ※(111)特殊
サイズ(mm) 2x2, 5x5, 10x10, 1"MAX
研磨 片面 or 両面エピレディ
厚さ(mm) 0.1~
  • 標準的な仕様をメインにサイズや厚みはカスタム可能です。
  • 価格はお問合せ下さい。

面方位別選択

研究目的 推奨方位 理由
エピ成長・デバイス作製 (001) 最も安定で成長容易、良質なc軸配向膜が得られる。
ほとんどの薄膜研究で標準的な方位
膜の面内異方性評価・電流伝導方向の制御 (100) a軸配向成長により、面内異方性を強調できる
特殊な対称性制御・界面物性研究 (110) 面内・面外の対称性が異なり、構造・磁気・電子異方性が明瞭になる。評価向け

SrLaAlO4結晶物性データ

結晶名 SrLaAlO4(SLAO)
結晶構造 正方晶
結晶格子定数 a=3.756, c=12.63
融点
>1650
モース硬度 7
(6~6.5の可能性有)
誘電率 a軸=16.81
c軸=20.02
密度
(g/cm³)
5.92
熱膨張係数
(ppm/℃)
12
  • 数値は参考値です。保証するものではありません。
御見積のご依頼はサイズ、面方位、研磨の有無などお知らせください。

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