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Potassium Tantalate (KTaO3常誘電体基板) >

タンタル酸カリウム単結晶

KTaO3単結晶ブール

[性質と特徴]

・結晶構造:
ペロブスカイト型立方晶。
・量子常誘電体:
強誘電転移を起こさず常に誘電体。ただし極低温では強誘電相転移に近い挙動を示す。
・光学的高透過率:
赤外・THz領域で高い透過率とフォノン共鳴を持ち、非線形光学材料、THz波発生・検出に研究されている。
・量子デバイスの応用:
高誘電率基板として酸化物エピタキシャル薄膜の成長基板に利用される。
誘電特性が安定しているため、マイクロ波デバイス、量子デバイス研究に用いられる。
・需要:
ニッチ。代替できない特性もあって使う時は使われる。

需要と供給:

・他の酸化物結晶と同程度の入手性でありながら、消費量が少ないため比較的高価格。
・KTaO3基板上で界面超伝導・トポロジカル状態の研究など量子コンピュータ・スピントロにクスの基礎研究に使われることもあるので需要が期待される。

KTaO3御見積仕様

面方位 (100), (110), (111)
サイズ(mm) 2x2, 5x5, 10x10, 20x20
研磨 片面 or 両面エピレディ
厚さ(mm) 0.5mm標準
0.1~
  • 標準的な仕様をメインにサイズや厚みはカスタム可能です。
  • 価格はお問合せ下さい。

面方位別選択

面方位 特徴 用途
(100) 立方晶の基底面。面対称性が高く、結晶格子整合が簡単 エピ薄膜成長の標準方位。高温超伝導体や酸化物強相関材料の研究向け
(110) 表面原子の配列が異なり、異方的な誘電応答を示す 低温誘電率の異方性研究や界面超伝導研究。エピ膜で異方性制御
(111) 三角格子状の面。表面エネルギーが高い フォノンポラリトン・THz光学研究。特殊な電子構造・界面物性の研究に利用可

KTaO3結晶物性データ

結晶名 SrLaAlO4(SLAO)
結晶構造 ペロブスカイト型立方晶
結晶格子定数 a=b=c=3.989Å
融点
>1352
モース硬度 6
密度
(g/cm³)
7.015
熱膨張係数
(K)
4.027x10⁻⁶
熱伝導率
(W/m 300K)
0.17
屈折率 nd=2.152/1539nm
透過範囲 380~4000
透過率 380nm~ at 99.9%
複屈折 無し
熱・水(湿気) 安定
  • 数値は参考値です。保証するものではありません。
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