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Erbium doped Yttrium Aluminum Garnet>

Er:YAG固体レーザー結晶

エルビウムを添加して1645~2940nm帯のレーザー発振するYAG結晶です。
主に50%高濃度Erを添加して2940nm医療向けレーザーの媒体として使われます。
この波長帯は水に吸収されやすいため、人体への影響が少ない利点があります。
2940nmは角膜移植手術、緑内障手術など視覚医療の他、皮膚、歯科医療にも用いられます。

結晶製造

レーザー結晶製造技術は年々向上しており、純度99.999%、最大径φ50mmまで生産可能です。
Er濃度の均一性、結晶内部の粒界、気泡、光散乱などの問題は無くなりつつあります。
表面精度もS/D:10/5,Ra<0.4nmとハイレベルを標準としております。

量産

各種医療用レーザー製品へ搭載するための数量を確保することができます。
量産時に必要な品質証明など発行可能です。
また試作品など研究開発向けにお1つからお求め可能です。

基本波1600nm 光通信向けEr:YAGレーザーコンポーネント

1600nmはヒトの目に対して安全であり、大気中の透過率も高いので、光検出材料の赤外光として有用な効力があります。

基本波2940nm 歯科医療・視覚医療向けNd:YAGレーザーコンポーネント

Er:YAGといえば主に2940nm(2.94um)帯域の固体パルスレーザーとしてすでに医療機関にレーザー治療として使われています。 この波長は水に対して吸収が良く、その効率は2100nm,Ho:YAGの200倍、1064nm,Nd;YAGの1万倍にあたります。 この性質は、熱拡散が良く、レーザーを当てていない生体組織へのダメージがほぼなく、正確に軟部組織の切除が可能となります。 歯科医療では虫歯治療や口内炎治療、歯肉周辺治療など。皮膚治療にはほくろやシミの除去、ニキビの修復などに使われます。 詳しい説明は使用しているお医者さんへ。

Er:YAG結晶物理特性

結晶構造 三方晶系
化学式 Er³+:Y₃Al₅O₁₂
結晶格子定数 12.01Å
密度 4.56~5.11g/cm³
融点 1950℃
熱伝導性 0.14W/cm⁻¹/K⁻¹ at 25℃
熱膨張係数 7.8x10⁻⁶/℃ at 25℃
比熱 0.59J・g⁻¹・K⁻¹
モース硬度 8.5
ヤング率 317GPa
せん断弾性係数 54.66GPa
ポアソン比 0.25
消光比
*結晶長によって変化
30dB

Er:YAG結晶光学特性

濃度
(Doped Concentrations)
高濃度:50at%
(低濃度):0.1~1at%
レーザー遷移
(Laser transition)
(高濃度)4I₁₁/₂ →4I₁₁/₂
(低濃度)4I₁₃/₂ →4I₁₅/₂
発光波長(Emission wavelength) 高濃度時:2940nm
低濃度時:1645nm
ポンプ光(Pump wavelength) 高濃度時:600~800nm
低濃度時:1530nm
蛍光寿命(Fluorescence lifetime) 高濃度時:0.23ms
低濃度時:2~5ms
レーザー遷移ピーク断面積(laser transition peak cross section) 3σl (E-20 cm2)
屈折率 1.7838 at 2940nm
  • 数値は理論値です。保証する値ではありません。

YAG基本仕様

Er濃度 0.1~50at%
面方位 (111),(100)±0.5°
平坦度 <λ/8 at 632nm
波面歪み <λ/4 at 632nm
表面品質(S-D) 10/5
平行度 10"
有効径 >90%
面取り <0.1x45°
サイズ 外径φ2~50mm,長さ5~180mm
サイズ公差 ±0.05mm
損傷閾値 >500MW/cm²
ARコーティング <0.25% at 2940nm
  • 上記内容からカスタム可能です。HRコーティング対応しています。

御見積方法:

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