Al単結晶-アルミニウム

アルミニウム単結晶  元素記号:Al、 英字:Aluminium

1825年デンマークのコペンハーゲンの物理学者エルステッドさんによって発見。
1886年アメリカとフランスでアルミの精錬法のホール・エルー法の開発。大量の電気を使うため、実用化ならず。
1900年半ば大規模な発電所が作られるようになり、大量生産が可能となった。

柔らかく、可鍛性(ハンマーなどで叩くこと)材料ですが、銅やマグネシウムなどの他の金属を少量混ぜるだけで合金化させ、強化することも可能。
アルミニウムはその表面に形成される酸化膜によって空気や水と反応しやすいので保護をする必要がある。
用途は多種多様、アルミ缶がその一例、リサイクルの王様とも呼ばれる。
紫外線や可視光線、マイクロ波などを反射する。間違っても電子レンジでチンしてはだめ。スパークします。

アルミニウム単結晶特性表
結晶構造 fcc(100)面心立方構造 正方形
製造方法 ブリッジマン法、チョクラルスキー法
純度 99.9999%(6N)
面方位 (100),(110),(111)
密度 2.70g/cm³
融点 660℃
磁性 常磁性
熱容量(25℃) 24.200J/(mol K)
熱伝導率(25℃) (300K)237W/(m.K)
熱膨張係数(25℃) 23.1um/(m.K)
ヤング率 70GPa
剛性率 26GPa
体積弾性率 76GPa
ポアソン比 0.35
モース硬度 2.75
標準サイズ φ12~20mm, T1~2mm (その他サイズ可能)