LBO単結晶-三ホウ酸リチウム

LBO結晶=LiB3O5, Lithium Triborate

固体レーザーの代表であるNd:YAGレーザー結晶の光波長変換として広く普及している結晶です。
LBOは優れたレーザー耐久力、THG(第三高調波)素子として広く利用されます。
BBOと比べて温度調整が乏しい反面、損傷閾値が高いので高出力に向いております。

光透過波長範囲は160~2600nmと広く分布していますが、
実際紫外領域付近での波長変換の変換効率はBBOと比べて高めではあり、
高出力UV光の照射によりARコーティング表面のダメージが大きく、
LBO結晶自体に著しいダメージを負うことが問題となります。
この辺りはユーザー様のご希望条件などを鑑みながらご相談に応じて参ります。

・160~2600nmまでの広い透過範囲
・比較的大きな有効SHG係数(KDPの3倍)
・高い損傷閾値(18.9GW/cm2
・広い受光角と小さいウォークオフ
・広い波長範囲によるタイプⅠとタイプⅡの非臨界位相整合

・SHG(第二高調波)、THG(第三高調波)、OPA,OPO(パラメトリック発振器)など様々な波長を構築されたい時、 LBO結晶は様々な波長変換に大いに役立ちます。
・LBO結晶を以下のアプリケーションに沿った場合のパルス持続時間、結晶厚(長さ)を記します。

アプリケーション パルス持続時間,fs 結晶厚(長さ),mm (表記:T)
SHG@1030 nm, Type 1,
θ=90°, φ=13.8°
50 0.9
SHG@1030 nm, Type 1,
θ=90°, φ=13.8°
100 1.9
SHG@1030 nm, Type 1,
θ=90°, φ=13.8°
150 2.8
SHG@1030 nm, Type 1,
θ=90°, φ=13.8°
200 3.7
SHG@1030 nm, Type 1,
θ=90°, φ=13.8°
250 4.7
SHG@1030 nm, Type 1,
θ=90°, φ=13.8°
300 5.6

※結晶長は御見積や図面において厚さ=Thickness:略号Tと表記します。
 長さ=Length表記ではありません。

参照:UAB ALTECHNA


損傷閾値
LBO>10GW/cm2@10ns, 10Hz,1064nm/polishing only
LBO>1GW/cm2@10ns, 10Hz, 1064nm/AR coated
LBO>500MW/cm2@10ns, 10Hz, 532nm/AR coated


御見積ご依頼の際は、結晶サイズ、波長変換帯域、位相整合角度、数量をご指定下さい。
以上の条件が分からない場合、ご利用されるレーザーのエネルギー、パルス幅、繰り返し周波数、平均出力、ビームの直径サイズなど入力状態と希望する出力状態をお知らせください。
光学系設計に関してご質問がある場合、
弊社ではメールを介して非線形結晶製造専門メーカーに無料で技術コンサルトを受けることができます。
ご利用に不安な方もまずはご連絡ください。

OEMで検討される企業の場合は製造メーカー担当者との面会や工場視察(海外)も請け負っております。