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Beta barium borate(βメタホウ酸バリウム)>
BBO非線形結晶-BaB2O4
仕様一般例:
BBO1064.0(o)+ 1064.0(o)= 532.0(e)
At theta = 22.9 deg.
deff = 2.01 pm/V
※上記の"deff"値は変換効率への効果であるNLO係数を示します。
仕入先:
Castech,Casix,Altechna,Exsma,Impex HighTech、他特徴:
一軸性結晶で、層状構造を持つため異方性が強く、大きな複屈折を有する。その結果、SHG限界波長は205nmと短くなる。また、非線形光学定数が大きいといった特徴も持つ。 Nd:YAGレーザーの4HG,5HGが可能であるが、複屈折が大きすぎるため、角度・温度変動に対する許容幅が狭くなり、さらにウォークオフ角も大きくなる。 加えて、吸収端が190nmと比較的長波長にあるため、高出力深紫外光発生時に光損傷が問題となる場合がある。 一方で、薄い素子を必要とするフェムト秒パルスの波長変換に適しており、フェムト秒Ti:sapphireレーザーからの可視、紫外光発生などに利用されている。
- 以下の文献より抜粋。
レーザー技術フロンティア
2007年 J. Plasma Fusion Res. Vol.83, No.8 (2007)706-609
2.3レーザー波長変換技術 吉村政志氏、森勇介氏、佐々木孝友氏
※結晶説明において文献を利用いたしましたが、文献の各製作者様は弊社と関係ございません。
薄厚BBO結晶とホルダー:
超短パルスレーザー、数フェムト秒(ns)から数ピコ秒(ps)の短い時間の間に周波数である波(パルス)を発生したレーザーのこと。 10psならレーザー熱を限りなく抑えることできるため、高精度微細加工に向くレーザーです。 ※より詳しいことは他のウェブサイトなどを参照してください。 そのレーザーに波長変換させるためにはBBOも極めて薄くする必要があります。その薄さは0.02から0.005mm(20~5um)以下。残念ながらその薄さを物理的に維持することは困難なので、結晶保護及び取扱いの簡便さを得るためにホルダーが必須となります。 現在ホルダー装着させることでBBO結晶を5umまで薄くし販売を可能とします。
ホルダー装着費はサービスです。
実績:
商業的にはBBO非線形結晶で205nmを出力させることはほぼありません。吸収が大きいので、相当な低出力が出射されます。
湿気に弱く、ARコーティングやPコーティング(保護膜)を必ず実施いたしますが、
ご希望によりコーティング無しでも提供可能です。
厚み5~20um前後のBBO結晶も提供可能です。
ホルダーも標準・カスタマイズどちらも承っております。
LBOは温度調整が効きませんが、BBOは若干の温度調整が効きます。
オーブン&コントローラも御見積可能です。
変換効率は約33%前後です。
損傷閾値/Damage threshold
LBO |
>10GW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm/polishing only >1GW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm/AR coated >500MW/cm²@10ns, 10Hz, 532nm/AR coated |
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BBO |
>500MW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm/AR coated >1GW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm/polishing only |
BiBO | >300MW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm |
KTP | >450MW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm |
KDP | >5GW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm |
KD*P | >3GW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm |
RTP | >600MW/cm²@10ns, 10Hz, 1064nm |
御見積方法